CISPR受信機の総合選択度特性の
規定が改訂! |
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SEP/15/2006 |
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測定器類の仕様書であるCISPR 16-1-1:2006-03に対するAmendment 1(修正版 1)が2006年9月付けで発行されました。主な修正内容は次の通りです。
CISPR受信機の具備すべき総合選択度特性は、従来よりCISPR 16-1-1にて規定されていました。このうち、IFフィルタの形状については図で示されていましたが、Band
BおよびBand C/Dの特性図の横軸(周波数軸)がリニア軸なのかログ軸なのか、関係者の間では過去より議論になっていました。どちらとも読み取れる図でした。
今回の修正版により、この図の横軸(周波数軸)がリニア軸であることが明確に示されました。弊社ではレシーバ校正事業を開始後、初期の段階よりリニア軸で判定を行って来た為、今回の改訂が弊社発行済みの校正証明書に与える影響はありません。
また、Band Bについてはフィルタ中心より1dB下がった点が1kHzであること、Band
C/Dについてはフィルタ中心より1dB下がった点が10kHzであることが新たに規定されました。但し、フィルタ特性が従来の規定に入っていれば、まず問題は生じない内容と捉えてかまわないでしょう。(より緩やかな方向へのシフトです。)
今回の改訂でのもう一つの大きな変更は、Band E(1GHz-18GHz)の1MHzインパルス帯域幅を持つフィルタの形状が新たに規定されたことです。変更後の各Bandでのフィルタ形状を下記に示します。(図中の青い線が規定の形状を示します。赤の三角印と破線は測定データ例です。)
弊社がご提供しますレシーバ校正につきましては、今後、参照規格とその内容を新たな規定に切り換えてご提供させて頂く予定です。
(参照規格:CISPR 16-1-1:2006-03 --> CISPR 16-1-1:2006-03 + A1:2006-09)
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図1 Band B (9kHz IF Filter) |
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図2 Band C/D (120kHz IF Filter) |
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図3 Band E (1MHz IF Filter) |
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