校正業務拡充の為、2003年7月、首都圏に東京校正センターを開設しました。レシーバ、スペアナ、信号発生器、電界プローブ等の品目を中心とした校正サービスをご提供しています。2004年9月9日付けで、米国NISTより校正ラボとしてのNVLAP認定を取得しました。また、2005年9月9日付けで認定範囲を大幅に拡大し、レシーバ類、スペアナ類、パワーメータ類を中心とした40GHz迄のフルレンジでの認定校正が実現しました。
同センター内には遮蔽特性90dB以上の電磁シールドルームを備え、弊社参照標準器群は、常時、室温23℃±3℃の環境下で維持管理されています。また、お預かりするお客様の被校正品についても、この環境下で保管させて頂いています。
2009年3月、業務拡充の為、新たにG-TEM専用室を設置、社屋を330m2に拡張し、また、校正エンジニアの増員を図ることで、お客様の幅広いニーズに迅速にお応えできるよう、体制を整えました。
■米国NIST NVLAP認定
NVLAP Lab code |
200679-0 |
認定分野 |
Calibration Laboratories
・Electromagnetics - DC/Low Frequency
・Time and Frequency
・Electromagnetics - RF Microwave |
認定範囲 |
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■電磁シールドルーム仕様
室寸法 |
W 5.3 x D 3.5 x H 2.3 m |
扉寸法 |
W 0.92 x H 2.0 m |
空調 |
冷暖房完備(空調ハニカム) |
電源 |
4kVA, FILCOIL電源フィルタ |
遮蔽性能 |
150kHz-1GHzで90dB以上 |
■基本量の校正可能範囲
周波数 |
0.1Hz to 40GHz |
低周波電力 |
3Hz to 300kHz, -16 to +30dBm |
高周波電力 |
9kHz to 50GHz, -70(-60) to +20dBm |
高周波減衰量 |
5Hz to 40GHz |
インピーダンス |
5Hz to 40GHz |
Γ, VSWR |
5Hz to 40GHz |
時間 |
50s to 50ps |
弊社参照標準の主要な組立単位(measurand)は、米国NISTあるいは英国NPLにトレーサブルです。例えば、40GHzまでの周波数と高周波電力、18GHzまでの高周波減衰量は米国NISTにトレースしています。
周波数については、GPS制御兼ルビジウム内蔵型の高精度周波数基準器を使用しています。(精度:1x10-12以上)
■標準器の主な沿革
年月 |
内容 |
2018年7月 |
10MHz-43.5GHzの最新鋭ベクトルネットワークアナライザを導入しました。これにより、2台の40GHz
VNAによる校正サービスが実現しましたので、今まで以上に安定した校正サービスのご提供が可能になりました。 |
2016年6月 |
5Hz〜3GHzの新型ベクトルネットワークアナライザx1台を導入しました。減衰量、ゲイン、インピーダンス、VSWRの各パラメータについては、5Hz〜40GHzのワイドレンジで、NVLAP認定校正でのご提供が可能となりました。 |
2009年5月 |
新型ベクトルネットワークアナライザ(VNA)を追加導入、計6台のVNAにより、今まで以上に信頼性の高い校正結果を、短納期でご提供します。また、併せて、最新鋭の信号発生器群、パワーメータ&センサ類、その他、各種校正補助機材も大幅に導入し、校正体制を強化しました。 |
2007年4月 |
9kHz〜8.5GHzまで対応の新型ベクトルネットワークアナライザと、18GHz迄対応の精密級N型校正キットを導入しました。米国Agilent社でNISTトレーサブルなA2LA認定校正を受けていますので、弊社がご提供する校正結果も従来通りUS
NISTトレーサブルです。 |
2007年1月 |
最新鋭の40GHz対応のベクトルネットワークアナライザおよび精密級N, 3.5mm,
2.4mmの各同軸コネクタに対応した高精度メカニカル校正キットx3基を導入しました。これにより、計5台のVNAおよび6基の校正キットを使用することで、10Hz〜40GHz迄のフルレンジで、信頼性の高い伝送反射特性の測定が可能になりました。概要はこちら |
2007年1月 |
10Hz〜46GHz迄の新たな周波数カウンタを導入しました。 |
2006年5月 |
8.5GHzまで対応の新型のベクトルネットワークアナライザ(VNA)を導入しました。これにより、米国NISTにトレースした計4台のVNA&校正キットを併用することで、今まで以上に高品質でタイムリーな校正サービスのご提供が実現しました。 |
2005年1月 |
最新鋭のGPS制御兼ルビジウム内蔵型周波数基準器を導入しました(精度:1x10-12以上)。詳細はこちら |
■主な校正対応品目(詳細はこちら)
レシーバ、パルス発生器、磁界メータ、信号発生器、
モノポールアンテナ、LISN、BAN、CDN、プリアンプ、
電界プローブ、電圧プローブ、電流プローブ、
方向性結合器、スペアナ、パワーメータ&パワーセンサ、
通過型ハイパワーセンサ、周波数カウンタ、擬似手、
ファンクションジェネレータ等
■所在地
名称 |
株式会社 アイピーエス
東京校正センター |
住所 |
〒270-1101
千葉県我孫子市布佐935番地 |
TEL |
04-7187-7311 |
FAX |
04-7187-7312 |
校正部門
共通E-mail |
こちら |
マップ |
こちら(pdf file, 72kB) |
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東京校正センター外観 |
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標準校正室 |
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シールドルーム |
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GTEM室 |
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4 x VNAs (10Hz-8.5GHz) |
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New VNA (10M-43.5GHz) |
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VNA (10M-40GHz) |
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VNA (9kHz-8.5GHz) |
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New VNA (5Hz-3GHz) |
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LF(100Hz-10kHz) absolute
amplitude accuracy
calibration of VNA |
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Time Base <1x10-12 |
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Monitoring of GPS Satellites |
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